「逆回転」がやってるし予習しておかねばと思っていたところ、半額だったので早速レンタルしてきた。状況ありきでゴンドリーの変な映像表現を延々楽しむ類の映画かと思っていたら、普通に話とか人間関係で動かしていた。具体的には、記憶消去クリニックの職員たちの話とか。そんなのがあるとは予想外。記憶消去技術の色んな意味での適当さに笑いつつ、そんなもんかもしれないねーと投げやりに考える。
「アフタースクール」
なぜか今ミニシアターに来ていたので観てきた。どんでん返しものだからしょうがないけど、やっぱ説明パートが長いなあ。間合いとかコレというシーンの見せ方が上手いのか、テンポよく楽しめた。序盤の主役だった探偵がどんでん返し後一気にただの傍観者になってしまうのは何か残念。
「アイアンマン」
ラストバトルは案外どうでもよくて、パワードスーツ作るところとVS戦闘機が見所かな。見張りを立たせないゲリラとか、三十年支えたのが信じられないほどこらえ性のないハゲとか、開いたままの穴とか、壮絶な引きとか、色んなところでウケてしまったけどとにかく社長いい男。
「僕らのミライへ逆回転」
変な邦題は“バックトゥザフューチャー”のダジャレだという噂を一緒に観にいった人から聞いたけどほんまかいな。実はあまり脈絡の無いシーン・情感・見せ場の連鎖を、主人公たちの異常な個性と「スウェーデン版リメイク」の素敵なアホさで無理矢理一本にしてしまう力技だと考えればすごい発想だなあと思う。そして力技やなぁと思いながらもみんなが一つになるクライマックスにはジーンとくる。問答無用で弱い。
「ウォンテッド」
多分最近見た中で実は一番アホなんじゃないか。アクションや設定を棚上げしても、というか棚上げすると、展開やメッセージに加えられた捻りがかえってアホらしい。楽しかったんだけどね。世界を牛耳りたがる選ばれちゃった人をみるのは久しぶり。