2009年06月30日

「いやしい鳥」

藤野可織 文藝春秋/<来るべき作家たち>シリーズ

「いやしい鳥」 不愉快な学生が鳥と化し、講師は隣人に不審がられながらも懸命に戦う。とにかく食ったり食われたり、食われそうになったり吐いたりと忙しい。インスタントおかゆを食べながらあいつのゲロを食べちゃったんじゃないかと思うくだりが好き。楽しかった。
「溶けない」 ベランダの向こうで知り合いを飲み込もうとしたのは、昔お母さんを食べてしまった恐竜なのだ。認識が噛み合わないまま裏返ってしまったのに、その上、外からも突っ込まれてしまう。四面楚歌とはこのことか。
「胡蝶蘭」 凶暴な胡蝶蘭に捕まって世話することになった話。上の二つの比べるとすんなり纏まってるけど物足りない。とりあえず食べたり食べられたりして世間は回っているんだなぁ。
posted by 魚 at 15:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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