2009年07月25日

「ファンタジーへの誘い」

伊藤典夫・編 講談社/講談社文庫/海外SF傑作選・9

こっちは全体的に面白かった。
「死神よ来たれ」ピーター・S・ビーグル 死神を舞踏会に招待したマダム。残酷でありながら爽やかな不思議な話。
「不可視配給株式会社」ブライアン・W・オールディス 若い夫婦は、行きがかりで不思議な男と賭けをすることになる。意志を含めていかにして出来事に対処するかと言う話か。ところでitangibleは無形、非実体、触れられないものということだから、塩入れを動かさないことにかけてあるのかね。気のせいか。
「大いなる旅」フリッツ・ライバー 奇妙な生物たちと一体になって行進し、やがて旅立っていく。SF的言葉で綴る幻想。
「この卑しい地上に」フィリップ・K・ディック 既読。
「ふるさと遠く」ウォルター・S・テヴィス 既読。
「十三階」ウイリアム・テン 存在しない十三階を借りるテナントに翻弄されるマネージャ。テンは何か物足りない。
「闇の旋律」チャールズ・ボーモント 謎の旋律に誘われる堅物女教師。プレイボーイ誌初出ならしょうがないね!
「順応性」キャロル・エムシュウィラー 不思議な衝動を押さえ、一般人らしく暮らしてきた女の告白。正体がなんなのか結局よく解らないあたりが面白い。これ今なら母娘の確執とかそういうネタ交えるひといるんだろうか。
「街角の女神」マーガレット・セント・クレア 街角で零落したアフロディテと出会い世話をする男。切ない都会ファンタジー。
「みにくい海」R・A・ラファティ 既読。
「名前の掟」アーシュラ・K・ル・グイン 既読。
「きょうも上天気」ジェローム・ビクスビイ 超能力少年の残酷さと非常識に支配された村。あらすじは知っていたけどそういえば読んでなかったのだ。超能力の想像以上の万能加減に爆笑。いちいちディティールがグロテスクでよい。
「ゲイルズバーグの春を愛す」ジャック・フィニイ 既読。
posted by 魚 at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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