早川書房
27日読了。次の号が出ちゃったので慌てて読む。
ロバート・シェクリイ追悼特集。ってなくなったのはかなり前じゃなかった? 去年? 「人間の手がまだ触れない」ですげぇと思ってから連続して「無限がいっぱい」を読んでアレ?と思った覚えがある。なんかとらえどころない作家という印象だ。今回インタビュウとか追悼文とかを読んで、なんとなく、少しは理解できたかもしれない。雰囲気の違いってのは、『定番』があった50年代から、作家各自のテーマや方法論の求められる60年代へと時代が変わったから、なのかな。うん、やっぱりよく解らない。
「スタンダードな悪夢にようこそ」ロバート・シェクリイ
洗練された宇宙人の星に一人降り立った野卑な地球人の話。
『スタンダードな』というタイトルに、ちょっと違和感。「おなじみの」とかでいいんじゃ。解説とかでも言われていた、SFのお約束を踏まえて〜というやつの典型的な例ってことかな。確かに今は設定を捻っただけだと物足りないな。語りの上手さで楽しく読めるには読めるけど。 0
「けっして終わらない西部劇映画」ロバート・シェクリイ
一度離れた西部劇の世界へ帰ってきた男の話。
アイデアはともかく雰囲気は好き。ウェスタンに哀愁。ただ、オチがよく解らない。決闘直前に入る、銃は一度も使ったことはないとかいうのも解らないし。ホンモノを売りにする「西部劇映画」も、実は特殊効果を使っているとかそういう話? +1
「公共調達にかかわる不正などの防止と取引適性化に関する法律」草上仁
ライバル企業のドーピングを暴くために結成された、秘密チームの話。
ビジネスものに定評のある草上仁。コンゲームとか、複数のキャラが分担して協力して何かするってのも得意のネタかな。展開を早く解りやすく提示するためなんだろうけど、数種の薬物に絞られるのには根拠が薄い気がするなあ。二重オチももはや「おなじみ」だけど、ちょっと苦味のある雰囲気があっていい。 +1
「スナーク狩り 怨讐星域第3話」梶尾真治
911をそんな使い方にするの? なんか、もうちょっとやりようがあったかと思うんだけど。読んでる間微妙な居心地悪さをずっと感じる。 −1
「ジャン・ゴーレ」
相変わらず酷いなぁ。色々なげっぱなしな感じが素敵。どこまで行くんだ。
「100000光年」
そこはそれ、あえて一般的な集まりの中で同類を探すのが……別に面白いわけではないけど。
「サはサイエンスのサ」
合成生物コンテストとはまた面白そうな。
2006年10月28日
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